通常総会終了 各種助成制度の拡充が承認された

 法人会は27日、豊後大野市のJAおおいた豊肥事業部三重支店にて2020年度総会を開いた。新型コロナウイルス感染症対策として、同法人会の役員や会員ら、実出席を最低限にして開催された。
 佐藤勇夫会長は「コロナ禍で、2年連続して開催規模を大幅に縮小しての開催となった。農業者の高齢化により解散した法人や、法人経営が難しい法人もあり、法人会への加入促進と会員法人への支援が急務である」と挨拶した。
 総会では20年度活動実績・収支決算について、21年度活動計画・予算の2議案が諮られ、両議案とも提案通り承認された。
 21年度の活動計画では、法人の組織運営を支援し、法人会への加入メリットを強化する取り組みとして、大型特殊免許取得経費やウンカ類への効果が高いピラキサルト剤の購入、視察研修に係る経費の助成制度を創設した。
 同法人会では、県内各地での意見交換会や農作業安全講習などを通じて、法人会への参加を呼び掛けるとともに事業承継のため必要となる人材の確保・育成に活用できる「農の雇用事業」の情報提供も行っている。