農林水産大臣賞受賞 (農)グリーンファーム畑

 農山漁村における集落、校区、市町村等を活動範囲とする団体の農林水産業を核とした生活・文化等を含む幅広い地域活動を対象に、農林水産省及び日本農林漁業振興会が昭和54年度から実施している「豊かな村づくり全国表彰事業」に、(農)グリーンファーム畑(豊後高田市)が農林水産大臣賞を受賞しました。 

 むらづくり部門の県内での受賞は、平成元年度からは10団体が受賞していますが、集落営農法人関係としてはH17年度の(農)大肥郷ふるさと農業振興会とH18年度の(農)ふき村が中心となって天皇杯を受賞したふき活性化協議会についで3例目。受賞された(農)グリーンファーム畑の役員・構成員のみなさん、おめでとうございます。

 

<法人の取り組み>

 〇「農業は天候に左右される。少しでもリスクを分散させる必要がある」として、ほぼすべての農地で二毛作をし、ソバや小麦、園芸品目の他、原木シイタケ栽培も生産しています。(集積面積 約33ha)

 〇未整備の農地や周辺からも耕作依頼を受けながら、農地のフル活用と経営品目の多角化を図っています。

 〇加工部では、そばもち、かき餅、よもぎもち、黒大豆、乾燥野菜などを製造し、市内会のスーパーや直売所、地元神社の祭りなど多くのところで販売しており、年間を通じて集落に女性の雇用を創出しています。規格外品も有効活用しています。(飲食品営業(弁当)、そうざい製造業、菓子製造業の3種)

 早田組合長は、「この畑地地区には13集落あるが、更なる基盤整備を行い効率的な作業ができるような環境を整えるとともに、地区内の3法人が連携して地域を守る取り組みを強化していきたい」と話していました。そのためにも、20代・30代の後継者が欲しいとも。