
作業の『見える化』で作業員とのコミュニケーション・ギャップ解消!!
『若者が定着する法人経営を目指して』と題して、有限会社 鍋八農産代表取締役 八木輝治氏に、1月26日経営能力向上研修会の講師として講演していただきました。この日の参加者24法人・40名(非会員4法人含む)、関係者16名の計56名は農林水産祭で天皇杯を受賞した同法人の経営面での秘訣を学び、「水稲140ha・麦40haを経営している大規模法人から、中山間地域の我々が学ぶことがあるのか・・・?」 との疑問は、1時間余りの講演で払しょくされました。
キーワードは「見える化」
何故『見える化』に取り組んだのか? それは、県内法人の誰もが経験のありそうな以下の課題があったとのことでした。
○作業員への指示間違い又は作業員の圃場間違い ○作業報告書の記入間違い・記入漏れ ○耕作地の地図作成の負担増(作業指示の為) などなど
上記の課題で「情報の共有化」が必要だと感じた八木氏は、農業を知らない若者にも農作業の手順が解かる仕組みを考え、今の仕組み(システム『豊作計画』導入)に行きついたとのことでした。その他にも、「作業員がスマホで今日の作業場所・作業内容が分かる仕組み」「使用農機具のカギの保管場所の見える化」、「物の置き場や機械名に名前を張り付ける」など、なるべくコミュニケーション・ギャップの発生しない仕組みづくりに心がけています。
とにかく、世代間の認識がすれ違うことを少しでも解消するため、『話し合いの場』づくりを大事にしていることが話されました。