(取材記事)女性の活躍も光る!集落一丸となって法人経営 (農)新庄農地利用組合

(農)新庄農地利用組合は、杵築市新庄集落の法人であり、設立から既に20年以上が経過する県内の先進的集落営農法人である。米・麦を主軸とした経営の傍ら、今後の水田農業の転換も見据え、新たな取組みにも積極的にチャレンジしている。今回は、富来組合長をはじめとする理事5名に話を聞いた。
 「月に1回、第4土曜日に農家カフェ『しんじょう村・麦の穂』を開いています」と工藤理事が話す。今回話を聞いた場所は、古民家を改装した事務所兼農家カフェである。懐かしさもあり、趣あるこの室内で法人内女性グループ『麦の穂』が農家カフェを開催しており、地元バンドのフォークライブ等も同時開催している。「チラシ配布やSNSで情報発信している」と話しており、毎月市内外から客が訪れている。また、工藤理事は女性グループの部長兼法人の理事でもある。「女性として初めて理事になった当初は、何をして良いかわからなかった」、「ワークショップを重ね女性部ビジョンを作って活動が動き出した」と工藤理事。今回取材をして女性理事の登用が、新たな視点で事業展開するきっかけになっていると感じた。
 「法人で栽培する一部のヒノヒカリは『ちりめん米』といった商品名で独自販売を行っている」と田坂理事は話す。この『ちりめん米』は、ミネラルが入った堆肥で栽培されており、県の安全性基準をクリアした農産物に与えられる『安心いちばん農産物』として認証されている。
 このように(農)新庄農地利用組合は、集落のいろいろなアイデアを取り込み法人経営を行っているとわかった。「今後は、法人が継続していける新たな仕組みも考えていく必要がある」と富来組合長は語った。今後もチャレンジを続け、継続性のある法人経営へと発展していくことを期待したい。